南あわじ市立倭文中学校 閉校

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南あわじ市立倭文(しとおり)中学校(兵庫県南あわじ市倭文庄田547)が、2022年3月末をもってその歴史に幕を下ろします。1947年(昭和22年)の学制改革とともに開校した当校の歴史は、75年の長きにわたります。その歴史の前半は、現在の倭文小学校に隣接する土地に校舎があり、グランド、体育館、プールは小学校と共用だったそうです。1991年(平成3年)になって、現在の場所に新校舎が建設され、移転しました。

学校の名称である倭文(しとおり)の由来は、大和朝廷の時代までさかのぼります。この地に定住して縞模様の織物を生産していた一族の呼び名が元になっているとのこと。当校の校区は淡路島の南部の丘陵地帯の一角にあり、農地が広がり野菜生産や酪農や畜産が行われています。兼業農家が多く、もともと生徒数が少ない学校でしたが、さらに生徒数の減少傾向が強まり、近隣の中学校に統合されることとなりました。最後の卒業生は3人でした。

興味を持たれた方は、一度この地を訪れて、古の時代から紡がれてきた人々の営みに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

(2022年3月執筆)

 

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