旧宮崎県営野球場 取壊
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2022年3月31日に旧宮崎県営野球場(宮崎県宮崎市錦本町4)がその歴史の幕を下ろしました。
同球場の開場は1936年。両翼100m/中堅110mの広さを持ち、近年は高校のグランドとして利用され、アマチュア野球公式戦も開催されていました。そしてこの球場はプロ野球団の近鉄パールズや読売巨人軍の春季キャンプが開催されていたことで知られます。総合運動場内には野球場以外にも陸上競技場やテニスコートを備え、夢を与えるだけでなく県民の健康維持に大きく寄与した施設といえそうです。
「近年は高校のグランドとして利用されていましたが、この球場は地域の誇りともいえる場所なのです。なんといっても読売巨人軍の春季キャンプの会場だったのですから。春になると長嶋さんや王さんといったスーパースターが当地にやってきて汗を流してくれる。どれほど宮崎の地に元気を与えてくれたことか。きっと私だけでなく多くの人が同じ思いだと思います。取壊とのことで本当に寂しい。小さいころに今は亡き父親に連れられて足を運んだ球場です。いままでありがとう。大切な思い出をいただきました。」かつて野球少年であった宮崎県在住男性の言葉です。
(2022年4月執筆)
PHOTO:Google Earth
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