【草津線】113系 引退
- 乗り物
JR西日本が運行管理し、三重県伊賀市の柘植駅から滋賀県草津市の草津駅を結ぶ草津線。1980年の路線電化以降、近郊形電車が数多く運用されてきた路線です。ここを走る113系車両は2023年3月末をもってその歴史の幕を下ろします。
113系は国鉄時代の1964年にデビューした直流近郊型の車両。片側3カ所に設けられた両開きドアを擁します。車内にはボックスシートとロングシートが配置され、その後の標準的形式になったことでも知られます。
「草津線113系は自分の日常生活の中で当たり前の存在でした。美しい地域の風景をバックに走る113系の姿は当地住民の自慢の景色。個人的には桜の季節のこの車両の姿が好きです。桜のピンクと緑色の草津線113系のショットを狙ってお気に入りの場所に赴いたことが思い出されます。お別れの時期ですね。いままでありがとうございます。」関西圏在住の鉄道ファンの言葉です。多くの人の思い出を沢山詰め込んでその美しい歴史の幕をおろします。
(2023年3月執筆)
懐かしい記憶が呼び起こされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本鉄道史に堂々たる足跡を刻み込みその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA