大井ダム
- 建物・施設
大井ダム(岐阜県中津川市蛭川奥渡5650-4)は、関西電力が所有する水力発電専用ダム。こちらのダムは、日本の水力電力の親ともいわれている福沢桃介氏が主導し、1924年に建設されました。
ダムが完成した後、大飯発電所では48,000kWの発電を行っていましたが、1983年に新大井発電所が増設されたことで、合計80,000kWを発電し、主に関西方面へ送電しています。その発電量もさることながら、大井ダムは当時の最先端芸術を取り入れた装飾デザインが施されている点も特徴的。ダムの点端部分にある通路には、アールデコ洋式の台座や銀灯などを見ることができます。
歴史的にも貴重な遺産である大井ダムは近代化産業遺産にも登録されているとともに、このダム建設によって人造湖が生み出され、恵那峡と呼ばれる新たな名勝を誕生させています。こちらのダムに興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年5月執筆)
岐阜県中津川市にも歴史ロマン溢れる産業遺産があります。
PHOTO:PIXTA
電力王「福澤桃介」。日本を代表する実業家ですが、当地はゆかりの地です。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?