鹿島橋
- 建物・施設
鹿島橋(静岡県浜松市天竜区二俣町鹿島)は、天竜川の河口から14番目にかかる橋です。こちらの橋は、現存する戦前の最大スパンの上曲弦カンチレバートラス橋であることから、全国的に見ても非常に貴重な建造物です。名前にある「鹿島」は天竜市の旧名となっており、当時の静岡県知事によって命名が行われました。
かつて、天竜川を渡る際には渡船が利用されていましたが、川の増減水により船が出せないことがありました。そのためまずは吊り橋がかけられたものの交通量が増大したことから1935年に新たな橋の建設計画が行われ、現在の鹿島橋が1937年に完成しました。
鹿島橋は2013年に土木学会選奨土木遺産に選定されています。興味のある方は、ぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年6月執筆)
PHOTO:PIXTA