【弘南鉄道】大鰐駅 廃駅か
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弘南鉄道大鰐線の大鰐駅の歴史は、1952年の弘前電気鉄道開業時にまで遡ります。その後駅名は「弘南大鰐駅」に改称。1986年4月1日に現在の「大鰐駅」に再度改称されています。
大鰐線は、青森県の津軽平野に電化路線を敷設する目的で開業しました。しかし、開業当初から経営は厳しく、1970年10月1日に弘南鉄道に譲渡されました。その後も利用者の減少が続き、2013年6月に弘南鉄道社長が大鰐線の廃止を表明しました。しかし、沿線自治体からの財政支援を受けながら運行を継続してきました。
2024年12月、弘南鉄道は2027年度をもって大鰐線を休止する意向を示しました。利用客の減少や維持運営コスト増大等が理由とされています。
大鰐温泉や神岡山大圓寺など周辺には多くの見所があります。廃止が決定的となった今こそ、現地を訪問してみてはいかがでしょうか。時期的にはりんごが実をつける季節。りんご畑を走る列車の風景は当地ならではの貴重な景色と言えそうです。
(2024年12月執筆)
長い歴史を感じられます。
PHOTO:写真AC
2018年公開の映画
劇中には弘南鉄道大鰐線の景色が描かれます。