松文産業旧女子寮 取壊 

  • 建物・施設

 機屋の町として知られる福井県勝山市にある、松文産業旧女子寮の取り壊しが決まりました。85年の歴史の閉幕になります。当施設は1933年に建設され、繊維業界が好況だった時期に、全国から集団就職者を受け入れた寄宿舎です。たくさんの「織り子さん」が暮らした、木造2階建ての建物でした。2007年には経済産業省の近代化産業遺産になった建物です。改修保存が望まれたものの、維持管理が難しく取り壊されることになりました。たくさんの少女の青春の場所であり、日本の産業化を支えた貴重な歴史ある建物です。解体を惜しむ声が多いようです。(2018年5月執筆)

 

 

 

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