ニセコエクスプレス 運行終了
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JR北海道で活躍したリゾート車両「ニセコエクスプレス」が29年の運行に幕を閉じます。ニセコエクスプレスは1988年12月に登場、形式としてはキハ183系に属するものの、グリーン車並みの設備を持ったリゾート列車として新製されました。
2003年から2010年まではプロ野球日本ハムファイターズの応援列車として、ファイターズカラーをまとって運行していました。主にニセコ方面の臨時特急としての運用が中心でしたが、日高本線や留萌本線で現在休止・廃止となっている区間に乗り入れた実績もあります。
丸みを帯びた流線形が特徴的で多くの人に愛されたものの、老朽化により2017年11月に引退しました。運行最終日は盛大な見送りや横断幕掲揚も行われ、観光客にも地元住民にも親しまれた車両であることが伝わります。
(2018年7月執筆)
わくわくした気分でこの車両に乗り込んだ旅路の記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA