JR東日本八戸線 キハ40系 引退
- 乗り物
青森県の八戸線で40年近く運転されてきたキハ40系気動車の引退です。同車は老朽化した従来の一般形気動車の置き換えとして1977年に登場し、今もなお全国的に活躍しています。八戸線でも40年近く運行を続けており、JR東日本に移管後は白地に赤い帯の「盛岡色」をまとい、沿線住民に愛されました。また一部の車両は朱色一色の「首都圏色」に戻され、国鉄時代をしのばせる車両として注目されました。最後まで在籍した車両は全車非冷房でエンジン未換装という、登場時に近い姿で運行を続けていましたが、老朽化に伴い2018年3月16日に全車両が引退しました。八戸線では運行を終了しましたが、まだ西日本を中心とした地域でキハ40系を見られますので、そう遠くない完全引退までに皆さんも乗ってみませんか?
(2018年5月執筆)
シンプルな塗装がとても美しいのです。
寂寥感のある海岸線によく似合う車両です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA