上田電鉄別所線 7200系 引退
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長野県の上田電鉄別所線(上田~別所温泉間)で活躍を続けた7200系電車が役目を終えました。同車はもともと東急電鉄で1967年~1968年にかけて製造された車両で、別所線には1993年に譲渡されました。2008年には東急電鉄から1000系が譲渡されたことで7200系はここで3編成が消滅しました。別所線ではかつてモハ5250形という車両が「丸窓電車」として親しまれたことから、残った7200系はこれに似せたデザインに変更され、現代版の丸窓電車として沿線住民や鉄道ファンらの人気を呼びました。しかし2014年に7253編成が引退、最後の7255編成も2018年5月12日を持って引退となりました。これにより別所線内では7200系が消滅しましたが、丸窓電車の系譜は現行の1000系に引き継がれています。新しい丸窓電車に乗りながら、先代丸窓電車の7200系を偲んでみてはいかがでしょうか。
(2018年6月執筆)
シンプルな塗装とデザインです。フォーマルな印象が強い由緒ある車両という感じです。
自然豊かな景色に見事に溶け込む車両でした。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA