名寄市 れんが煙突 解体/撤去
- 建物・施設
レンガ製の煙突としては日本最北端である名寄市のレンガ煙突(北海道名寄市東2南10 )が、老朽化のため2018年5月をもって取り壊されました。堂々たる80余年の歴史の閉幕です。
毎年12月中旬になると巨大なサンタ人形が少しずつ24メートルの煙突を登り、クリスマスイブに頂上に到着するというユニークな試みを行い、子どもたちや地域の人に愛されていました。1935年ごろに建造されたレンガ煙突は、戦中・戦後にかけて作られた排水用土管の窯を排熱するための煙突でした。その後しばらくの間使用されていませんでしたが、名寄市開拓100年を記念して、煙突の保全も兼ねたクリスマスのイベントが毎年行われてきました。
解体の日、関係者や地域の人々からは「長い間ありがとう」というねぎらいの言葉で見送られました。
(2018年8月執筆)