日高本線 富川駅 廃駅
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JR北海道日高本線の富川駅(北海道沙流郡日高町富川南2丁目)は、1913年10月に苫小牧形便鉄道の佐瑠太駅として開業したことが始まり。現在の名称に改称されたのは1944年4月です。もともと木材の出荷を行っていた日高町の玄関口として開業した駅で、その名残として駅前には広大な貯木場があります。当時は沙流鉄道を利用して貨物輸送も行われていました。
駅から1キロほど離れたせせらぎ公園では毎年10月にししゃも祭りが行われますが、その際に同駅を利用する観光客もいます。ただ、現在は2015年1月に起こった高波被害により日高本線は鵡川駅〜様似駅間を運休せざるを得ない状況が続いています。JR北海道は2020年を目処に同区間を廃止する考えを表明。全線開通から108年間動き続けた日高本線はその歴史に幕を下ろそうとしています。ゆかりのあるかたは一度現地に足を運んでみておいてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
PHOTO:PIXTA
追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)
永久保存版の映像になるかもしれません。早めにお手元に確保されておいてはいかがでしょうか。