日高本線豊郷駅　廃駅

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JR北海道日高本線の豊郷駅（北海道沙流郡日高町字豊郷）が96年の歴史に幕を下ろす可能性があります。同駅は国道235号線沿いに佇みます。周辺には数件の民家と広大な牧場があり、背後には太平洋を見渡すことができます。1924年に波恵駅として開業。周囲に住む人々の移動拠点として利用されてきました。その後1944年に豊郷駅に改称。もとは有人駅でしたが、1987年の民営化後に現在の駅舎が建てられ無人駅に。この駅舎ですが、広大な風景の中に“小さな小屋”がポツンと建っている光景は何とも言えず可愛らしい人気の駅です。

現在、日高本線は2015年の高波被害により鵡川駅～様似駅間が運休中。JR北海道によると、復旧の目処が立たないことから2020年を目処に同区間を廃止する方向。現在はバスによる代替輸送が行われていますが、豊郷駅の場合は駅舎前ではなく国道沿いにバスが停車しますので、訪れる際にはお間違えのないように。

（2018年11月執筆）