日高本線 本桐駅 廃駅
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JR北海道日高本線の本桐駅(北海道日高郡新ひだか町三石本桐)が85年の歴史に幕を下ろす可能性が高まっています。当駅は、国有鉄道日高線の駅として1935年に開業したのがその歴史の始まり。日高本線の中で、国鉄時代の木造駅舎が残っているのはわずか3駅だけですが、そのうちの一つがこの本桐駅です。駅前はとても広い作りになっており、これは同駅がある地域は林業が盛んで、かつて本桐駅からも木材の貨物輸送が行われていたことの名残。また、三石駅同様昆布の出荷も多く行われていました。
2018年現在、日高本線は2015年に受けた高波被害の影響で、一部区間を運休しています。復旧を望む多くの声がありましたが、JR北海道はこの区間の復旧を断念し、2020年を目処に廃止すると発表しています。それに伴い同駅も廃駅となる可能性が高く、85年の歴史に幕を下ろすことになると考えられますので、今のうちに歴史ある木造駅舎を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)
清潔感があり機能的な駅舎です。
周囲の環境と調和しております。
長きに渡り本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様