根室本線 花咲駅 廃駅
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北海道根室市花咲港にあるJR北海道根室本線の花咲駅(北海道根室市花咲港255)が、2016年3月25日に廃駅となり、94年の歴史に幕を下ろしました。
同駅は1921年、北海道東部の根室市にある根室港(花咲港)の北方に、根室本線の延長に伴い開業しました。かつては貨物や荷物の取扱いをしており、漁港の商人が利用するなど賑わっていましたが、取扱い終了と同時に駅は無人駅となり、利用者も減少していきました。周辺には民家はなく、駅の向かいに牧場主の家が1軒あるのみです。駅舎は木造から改築され、貨車を再利用した駅舎となり、根室港の水揚げで有名なハナサキガニの絵が描かれるなどユニークな塗装もされていました。
残念ながら廃駅になりましたが、営業最終日にはセレモニーが開催され、利用客や地元住民など多くの人々に見送られました。現在駅舎は撤去され、記念プレートが設置されています。
(2018年11月執筆)
夕暮れの花咲駅のプラットフォームでしょうか。寂寥の大地という雰囲気です。
冬季のプラットフォームです。厳しい寒さがうかがえます。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : CLANNDIA 様