函館本線 鷲ノ巣駅 廃駅
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北海道二海郡八雲町にある鷲ノ巣駅(北海道二海郡八雲町花浦)が、2016年3月25日に廃駅となり、71年の歴史にピリオドを打ちました。
同駅は1944年に開業、函館市と旭川市を結ぶJR北海道函館本線の函館駅と長万部駅の間にありました。開業当初は信号場で、その後仮乗降場、信号場、駅、と役割を変えながら多くの電車を迎え入れてきました。周辺は草木が生い茂り、民家は少なく閑静な場所です。同駅には駅舎はなく、ホームに待合所がありました。この待合所はトイレが付いており、椅子だけではなく、毛布や座布団、トイレットペーパー、雑誌、目覚まし時計、折り畳み傘などが用意されていて、生活感が漂う空間となっていました。駅の利用者への優しさが感じられる心温まる待合所でした。
利用者の減少により同駅は廃駅になりましたが、今後は元の姿である信号場として、再び多くの電車を迎え入れることになります。
(2018年11月執筆)
まるで家のような駅舎です。実際にのんびりとできる空間であったようです。長い間本当にお疲れ様でした。
懐かしい記憶が呼び起こされる方も多いのではないでしょうか。
PHOTO:CRENTEAR様
VIDEO : 鉄吾郎夢日記 鉄道編 様