世界貿易センタービル 解体/取壊
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東京都の浜松町駅に隣接する世界貿易センタービル(東京都港区浜松町2-4-1)が、2021年7月1日から閉館となります。ビルは解体され、半世紀の歴史に幕を下ろす予定です。
同ビルは、1970年に世界貿易振興を目的として建設された高さ152m、地上40階(地下3階)建てのビルで、竣工当時から翌年までは日本一高いビルでした。JR山の手線、京浜東北線、東京モノレール羽田空港線と直結し、都営地下鉄の浜松町駅、はとバスのターミナルに隣接し、その立地の良さから幅広い用途に利用されました。ビル内にはオフィスだけでなく、会議室、展示場、結婚式場、飲食店などもあり、多目的な利用が可能です。特に、展望台「シーサイド・トップ」から眺める東京の街は格別で、東京タワーが一番綺麗に見える展望台といわれています。この景色は「新日本三大夜景・夜景100選」に認定されており、夜には壮大で美しい都会のイルミネーションを眼前に楽しむことができます。
昭和を代表する高層ビルの一つでありましたが、2014年から始まった「浜松町二丁目4地区」の都市計画により、残念ながら解体されることになりました。同ビルに思い出のある方や東京に行かれる方は、解体前に訪れてみてはいかがですか。
(2020年2月執筆)
見覚えのある光景と感じられる方も多いのではないでしょうか。
昭和、平成、令和と駆け抜けてくれた日常の景色です。
多くの方の思い出をたっぷりと詰め込んで、その歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA
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