航空自衛隊 YS-11FC 51号機 退役
- 乗り物
航空自衛隊管理のYS-11FCの51号機が3月17日をもって退役します。実地への配属は1992年ですので29年の堂々たる歴史の閉幕です。
航空自衛隊管理運用のYS-11型機の中で、ロールス・ロイス製ターボプロップエンジン「ダートMk542-10」が搭載される最後の機体です。もともと「飛行点検」の役割を持つYS-11FC。1971年から配備されたこの形式も本51号機が最後になっていました。特に歴史の幕を下ろす51号機は要人(VIP)輸送仕様でもあり、特別な機体とされております。
「51号機がついにが引退ですか・・。この機体のエンジン音はダートサウンドと呼ばれ、ファンに愛された特別の機体なのです。ロールス・ロイス製のオリジナルエンジンを搭載する最後の機体の引退は一つの時代の終わりを意味するのだと思います。ラストフライトは何としても見届けたいです。最後のダートサウンドを耳に刻みこむのです。」都内在住の航空ファンの言葉です。
(2021年3月執筆)
いよいよその雄姿とのお別れです。
長きに渡り日本の空をお守り頂き、心より感謝申し上げます。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : Aviation Wire 様