杉本美術館 閉館
- 娯楽施設
- 文化・教育施設
- 建物・施設
名古屋鉄道の運営する杉本美術館(愛知県知多郡美浜町美浜緑苑一丁目12番1号1)が2021年10月末をもって閉館することを正式に発表しました。
当館の開館は1987年、画家の杉本健吉氏の個人美術館です。「絵はパブリックなもの」という信念を持つ杉本氏から寄贈を受け開館しました。本館には二つの展示室・企画展示室・和室「杉庵」を備え、新館は三つの展示室を擁します。杉本氏の代表作「両界曼陀羅」「新・平家絵物語」をはじめとして、99年の生涯にわたる芸術作品が収蔵展示されます。
「この美術館にはよく足を運びました。静観な住宅街に佇む美しい美術館です。こじんまりとしてますがとても品がよく心が落ちつくのです。作品はどれも素晴らしいのですが、休憩室から眺める景色とか抹茶のおいしさとか細部までの拘りを感じ取ることができます。閉館と聞いてとても寂しいです。でもきっと杉本画伯の精神みたいなものは永遠のものになるのだと思います。閉館前に最後に一度、現地に足を運ぶ予定です。」愛知県在住の美術ファンの言葉です。
(2021年7月執筆)
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス
この機に杉本健吉氏の作品にふれてみてはいかがでしょうか。