羽鳥市庁舎 建替
- 建物・施設
羽島市庁舎(岐阜県羽島市竹鼻町55)がその役割を終えます。当庁舎の設計は羽島市出身の坂倉準三氏。言わずと知れた日本を代表する建築家です。鉄筋コンクリート製の4階建の構造で1959年に完成。2階に入り口がある独特の構造を有し、アーチを描くような議場の天井が特徴的です。モダニズム建築思想が色濃く反映された建物は業界の評価も高く、建築関係の賞も受賞しております。
長きにわたり市民に親しまれた建物ですが半世紀の時の経過の影響は大きく老朽化が目立ってきていました。特に耐震性の問題が大きく指摘されていました。そしてついに新庁舎建設の基本計画が策定され、その計画に基づき新庁舎建設が実施されます。役割を終えた現庁舎は解体される可能性が高まっております。
市民に多くの思い出を与えてくれた羽島市役所庁舎ビル。この景色は永遠のものではないかもしれません。ゆかりのある方は一度現地に足を運び、もう一つ思い出を追加されてはいかがでしょうか?
(2021年8月執筆)
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス