秋田内陸縦貫鉄道 AN-8900形 全車引退
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秋田内陸縦貫鉄道のAN-8900形気動車の完全引退が迫っております。ラストランは2021年9月12日、かつて5両あったAN-8900形の中で最後に残った「AN-8904」号が懐かしの「もりよし」のヘッドマークをつけて最後の雄姿を見せてくれます。
「AN-8904」は1989年4月1日に投入された車両。当初は全5台製造されたAN-8900形。片側に運転席のある丸みを帯びた形状が特徴的です。 「子供の頃、両親に連れられて幾多となく乗った車両です。秋田内陸縦貫鉄道には美しい車両が数多くあるのですが、私は幼少時代の思い出のつまったAN-8900形が一番好きなのです。秋田の田舎をAN-8900形気動車がとことこと走る姿は私の人生の原風景のようなものです。ついに最後のお別れですね。いままでありがとう。沢山の思い出をいただきました。」現在は東京都に住む秋田県出身の男性の言葉です。
(2021年9月執筆)
多くの方に大切な思い出を与えてくれました。長きに渡りありがとうございます。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : HAMATAGUCHI 様