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志免鉱業所竪坑櫓

  • 建物・施設

志免鉱業所竪坑櫓(福岡県糟屋郡志免町大字志免495-3)は、福岡県糟屋郡志免町にある元国鉄志免鉱業所の産業遺産(1941年建設着工、1943年竣工)です。

当時の海軍燃料廠採炭部の海軍技術少将「猪俣昇氏」による設計で、捲揚機が櫓上部にある塔櫓捲形式の竪坑櫓として下層炭の採掘用として建造されました。ケージと呼ばれる籠を昇降させるための構造を有する特徴的な建物。建物の真下に掘られた深さ430mの「竪坑」と呼ばれる穴を用いて、石炭や鉱員の上下動の運搬移動用途に用いられていました。地上1階から5階までは柱のみ、6階以上には壁を擁する独特な外観です。8階部分には吹き抜けの大空間を擁し、ケージの巻き上げ用の1000馬力のモーターが稼動していたそうです。

ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。九州の経済産業史にかかる歴史ロマンを感じとれることでしょう。

(2023年2月執筆)

在りし日の営みを感じ取ることのできる場所です。

PHOTO:PIXTA

 

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