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宇津ノ谷トンネル

  • 建物・施設

宇津ノ谷トンネル(静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷)は、1876年に静岡市と藤枝市岡部町を結ぶ宇津ノ谷峠に開通したトンネルです。全長223m、幅5.4m、高さ3.6m、坑口から坑内にわたって全面的にレンガ造りとなっていた点が特徴となっています。

「明治のトンネル」と呼ばれる当時のトンネルは中央部分がくの字型に曲がっていたこと、さらに日本で初めての有料トンネルであるなどの特徴を持っていました。しかし、このトンネルは1896年に隧道内を照らしていたカンテラの失火によって焼失・崩落することにより閉鎖。20年の歴史に幕を下ろしたものの、その後1904年に修復されています。

現在、宇津ノ谷トンネルは国の登録有形文化財に登録されるとともに歩行者専用のトンネルとして保存されており歩いて通り抜けることができますので、興味のある方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2023年4月執筆)

PHOTO:PIXTA

 

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