小樽中央卸市場 取壊
- 建物・施設
JR小樽駅前にある「小樽中央卸市場」(北海道小樽市稲穂)2024年3月31日をもって閉鎖され、その後取壊されることになりました。
1947年にバラック市場としてその歴史の歩みを始めた小樽中央卸市場。食品・雑貨店などが軒を連ね、当地市民の胃袋を支える台所としての役割を担ってきました。現在の4階建ての建物は1957年に建設され、1階は市場店舗ですが、2階は事務所機能、3・4階は住居機能を有します。
長きに渡り当地住民に親しまれてきた建物ですが、近年は老朽化が各所に顕在化していたようです。そしてついに建物の取壊が正式に発表されました。「小樽の市場」の顔として地域のアイコンにもなっていた建物です。その取壊正式決定の報は寂しいニュースとして受け止められています。
戦後から現在に至るまで当地の発展を見守ってくれた小樽中央卸市場。思い出をお持ちの方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。その歴史を心に刻み込む貴重な機会となることでしょう。
(2023年11月執筆)