大原隧道
- 建物・施設
大原隧道は、神奈川県横浜市南区にある横浜市水道局の水道幹線路と公道が併用されるトンネルです。関東大震災の復興事業の一環として水道本管を敷設するという目的で1928年に完成しました。
延長約250m・幅員約2.44m・高さ3.62mの構造を有し、花崗岩と煉瓦を用いて造られた美しい意匠を持つ坑門が特徴的です。内部は、アーチ型の天井と壁面を有し、照明は薄暗く、ひんやりとした空気が漂っています。
大原隧道は、横浜市の水道施設として重要な役割を果たしているだけでなく、その歴史的価値や景観も高く評価されており、2000年に横浜市認定歴史的建造物、2006年に土木学会選奨土木遺産に認定されています。また、映画やドラマのロケ地としても使用されており、近年では観光スポットとしても人気を集めています。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。歴史ロマン溢れるトンネルがきっとあなたを暖かく迎えてくれるはずです。
(2024年1月執筆)
独特の雰囲気は多くの人々を魅了します。
PHOTO:写真AC
横浜を中心にロケが行われた人気ドラマ「私立探偵 濱マイク」。
当地も登場するそうです。