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友知トーチカ

  • 建物・施設

北海道根室半島中部に位置する友知トーチカ跡は、第二次世界大戦末期、他国の侵攻に備えて築かれたコンクリート製の防御施設です。根室湾沿いに佇むその姿は、戦火の記憶を今に伝える貴重な戦跡遺構として、歴史を今に伝承します。

1944年にサイパン島が陥落し、日本軍は本土沿岸の防衛強化に乗り出します。その一環として、北海道における決戦の地と想定された根室半島には、トーチカと呼ばれる掩体壕の一種が次々と築かれました。友知トーチカもそのひとつで、北鎮部隊、熊舞台の異名を持つ陸軍第7師団によって建設されました。頑丈なコンクリート造りの構造は、艦砲射撃や榴弾砲の直撃にも耐えられるよう設計されており、当時の技術力の高さを垣間見ることができます。

友知トーチカ跡は、戦跡としての価値だけでなく、北海道の歴史を知る上でも貴重な存在です。当時の緊張感を後世に伝え、平和の尊さを改めて認識させてくれる場所と言えそうです。根室半島を訪れた際には、ぜひ友知トーチカ跡を訪れてみてはいかがでしょうか。

PHOTO:PIXTA

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