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第32軍司令部壕

  • 建物・施設

第32軍司令部壕は、沖縄戦の激戦地となった首里城地下に築かれた巨大な壕群です。1944年末から翌年3月にかけて建設され、沖縄戦終結まで約1ヶ月間、日本軍の司令部として機能しました。総延長約1km、最大深約30mの規模を誇り、5本のトンネルが複雑に絡み合い、司令室・作戦室・宿舎など様々な施設が設けられていました。

首里城は琉球王国の象徴であり、沖縄戦においても重要な拠点でした。第32軍司令部壕は、その堅固な地形と見晴らしの良さから、首里城地下に設置されました。しかし、同時に首里城や周辺の歴史的建造物への攻撃リスクも高まりました。

司令部壕は、沖縄戦の作戦指揮や情報収集、通信などに重要な役割を果たしました。しかし、米軍の猛攻により、4月から5月にかけての艦砲射撃で司令部壕は部分的に破壊され、地上戦や空襲も重なり、首里は壊滅的な被害を受けました。

日本軍は5月末に南部へ撤退し、司令部壕は爆破されました。戦後、一部は修復されましたが、危険性が高いため一般公開はされていません。近年、戦争遺構としての価値が再認識されています。

(2024年4月執筆)

PHOTO:写真AC

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