夜明山戦跡群
- 建物・施設
小笠原諸島は太平洋戦争における要衝として、開戦時から父島に陸海軍合わせて5,000人もの兵力が配備され、日本軍の重要拠点として要塞化されました。そして夜明山戦跡群は、父島の北東部に位置する標高607メートルの山にある戦跡です。日本軍の戦略拠点であった夜明山には様々な施設が建設設置されました。十年式十二糎高角砲・トロッコレール壕・通信隊送信所等は現在も姿を残し、その悲劇の歴史を静かに今に伝えます。
大自然に抱かれた美しい小笠原の父島ですが、ぜひ夜明山戦跡群を訪れてみてはいかがでしょうか。数々の戦跡はきっとあなたに平和の尊さを教えてくれることでしょう。
(2024年1月執筆)
当時の緊張感を今に伝承する貴重な場所の一つです。
PHOTO:写真AC