【花咲線】東根室駅 廃駅か
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東根室駅は、1961年9月に根室本線(現在のJR花咲線)の花咲~根室間に開業しました。日本最東端の駅として知られ、近隣学校の生徒の通学利便性向上を目的に設置されました。無人駅として運営され、長年にわたり日本の鉄道史において特別な位置を占めてきました。
2018年からの5年間で1日平均利用者数は10.8人でしたが、周辺のバス路線の充実により利用者が減少傾向にあります。そのため、JR北海道は2025年春のダイヤ改正で東根室駅の廃止を検討しています。
廃止が実現すれば、約60年の歴史に幕を下ろすことになり、日本最東端の駅の称号は根室駅に移ることになります。根室地域の発展に寄与してきた小さな東根室駅。残された時間は長くないのかもしれません。ゆかりのある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年8月執筆)
線路両岸の往来に利用する通路です。
当たり前であった営みに残された時間は短いようです。
PHOTO:写真AC