阿蘇山特別地域気象観測所 閉鎖
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1931年11月に阿蘇山測候所として開設され、86年間続いてきた阿蘇山特別地域気象観測所が、2017年12月11日に気象観測を終えました。有人だった観測所は2009年10月に無人となり観測を継続してきましたが、阿蘇中岳の度重なる火山活動によって引き起こされる火山灰・火山ガスが原因で正確かつ継続的な観測が困難になったことが要因です。この観測所のあった南阿蘇町は、冬の気象条件が非常に厳しい場所としても知られています。有人の頃にはそんな中で、気象庁の職員が24時間体制の交代勤務で観測をしており、山頂を訪れる観光客の情報源として役立っていました。今後は、火山観測のみを継続していくことになっています。(2018年2月執筆)