【東急電鉄】8500系 引退
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東急田園都市線で今なお活躍中の8500系がついに引退する運びとなり、その歴史に幕を下ろすことになります。
同車は1975年より、営団地下鉄(現在の東京メトロ)半蔵門線への乗り入れ対応車両として登場し、1991年までに東急史上最多の400両が製造されました。1976年には鉄道友の会のローレル賞も受賞しています。色合いにはバリエーションがありますが、基本的には先頭の赤い帯以外はステンレスの無塗装のため、武骨な印象を受けます。近年は東急大井町線でも運行し、半蔵門線を越えて東武線の久喜や南栗橋まで乗り入れるなどまだまだ活躍中の車両ですが、老朽化のために置き換えが発表されました。
2018年3月よりデビューした2020系に後をゆずり、8500系は2022年までに全車引退が予定されています。ちなみに同車は現在、長野電鉄や秩父鉄道でも譲渡車が運行中ですので、それらと合わせてステンレス通勤電車の活躍を記憶に留めてみてはいかがでしょうか。
(2018年12月執筆)
追記・・東急電鉄から正式発表がありました。2023年1月に8500系の定期運用は終了するとのことです。(2022年4月執筆)
追記・・2023年1月25日に東急電鉄の最後の8500系(8637F)が廃車回送されたそうです。(2023年1月執筆)
懐かしい記憶が呼び起こされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もう見ることのできない貴重な景色です。
長きに渡りありがとうございました。ゆっくりとお休みください。
PHOTO:t2kaori様
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