旧日本興業銀行ビル 解体/取壊
- 建物・施設
旧日本興業銀行ビル(東京都千代田区丸の内1丁目3番)は1974年に設立し、2002年からはみずほコーポレート銀行として活用されていました。地下5階、地上15階建ての鉄筋コンクリート造りで、南北から眺める景観の印象が全く違うのが特徴の高層ビルでした。南側から見ると何の変哲も無いオフィスビル。しかし、北側の国道1号線側から見ると奥が三角形に広がっていくような細い縦長のビルに見えます。そのまま北東側に移動すると、迫力のある巨大な長方形の壁が姿を現し、丸の内のオフィス街の中心でもひときわ目を引く存在でした。42年間銀行として活躍していた同ビルは、2016年には解体され新しい建物へと生まれ変わります。同ビルにゆかりのある方はぜひ跡地を訪れて、特別な存在だった同ビルの勇姿と思い出を心に思い浮かべてみてはいかがでしょうか。(2019年5月執筆)