北海道恵庭市柏陽団地 解体/取壊

  • 建物・施設

北海道恵庭市柏陽団地(北海道恵庭市柏陽町1丁目・4丁目) は、5万平方メートルの敷地を有する恵庭市の一大集合団地街です。
この団地は、1棟に約5世帯が入るメゾネットタイプの2階建。長方形の白い箱の形をしており、JR千歳線の車窓から望む景色は圧巻で、その白い箱が延々と見渡す限りに続いていきます。中には平屋建てのものもあり、合わせて72棟がその広大な敷地内に整然と並んでいます。

同団地の建物は一番古いもので1971年に建てられ、そこから1977年に全ての棟の建設が終わるまでに6年の歳月がかかりました。48年の歴史の中では、2、3世代に渡り同団地で過ごす家庭も多く、恵庭市の昭和後期から平成までの二つの時代を支えてきました。そのまま新しい時代を迎えた同団地ですが、老朽化に伴い2019年度中には解体のため住民が転居を開始することになってしまいました。同時に建替事業が開始され、2023年までには新しい姿となって生まれ変わります。

思い出のある方はぜひ現存する柏陽団地を訪れ、恵庭市の3つの時代を支えた懐かしの景色を眺めてみてはいかがですか。

(2019年7月執筆)

 

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