【在来線特急】かもめ 引退
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2022年9月22日をもって、博多と長崎を結ぶ在来線特急「かもめ 」が46年の歴史の幕を下ろします。
当地の特急「かもめ 」の登場は1976年。長崎本線と佐世保線全線の電化に歩調を合わせるタイミングで登場しました。ここがその歴史の起点になりそうです。長い歴史を引き継いだ形で、現在は885系電車・787系電車・783系電車が充当され、各々個性的な車両が2時間の鉄路の旅路を演出します。
「特急かもめは私のお気に入りです。特に2000年に導入された885系が好きです。美しい流線形とさわやかな白いボディが登場したときはちょっとした驚きだったことを覚えていますし、その時からの大ファンです。出張利用が多かったのですが博多と長崎の2時間の旅は私にとっても大切な息抜きの時間でした。西九州新幹線との世代交代を象徴する車両になりそうですね。きっと日本全国の鉄道ファンがそのラストランを見守ってくれていると思うのです。チケットは取れなかったのですがそのラストランは線路の脇からしっかりと見届けたいと思います。」福岡県在住男性の言葉です。
半世紀弱に渡り地域の大切な足になってくれた特急「かもめ」。日本鉄道史に堂々たる足跡を刻み込み、その歴史の幕を下ろします。
(2022年8月執筆)
半世紀弱に渡り当地の大切な光景の一部でした。
白い流線形の車両を愛する鉄道ファンは全国に存在するそうです。
その美しい歴史は人々に永遠に記憶されることでしょう。
PHOTO:PIXTA