【阪堺線】 浜寺駅前駅舎 営業終了/移設
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阪堺電気軌道阪堺線の終点停留場である浜寺駅前駅(堺市西区浜寺公園町2丁140)の駅舎がその役割を終えます。現在南海の高架化工事が進行しますが、浜寺駅前駅停留場の場所は乗り換えの利便性の観点から浜寺公園駅の真横に移設予定です。そして現駅舎は駅としての機能を失います。
浜寺駅前駅舎は、阪堺電気軌道開業時の1912年に建設されたもの。その後、南海鉄道との合併(1915年)、近畿日本鉄道への所属(1944年)、南海電気鉄道への所属(1947年)などの歴史を繋ぎます。そして路線譲渡により阪堺電気軌道の駅となったのが1980年のこと。以降現在に至るまで当地住民の交通の要所として活躍してきました。
1世紀を超える歴史を誇る小さな駅舎は味わい深く、そのレトロな雰囲気に魅了された数多くのファンが日本全国に存在するそうです。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。素朴で可愛らしい駅舎の営みはきっとあなたの心の中に残ることでしょう。
(2022年10月執筆)
1世紀を超えるその営みに各地から労いの声が届いているそうです。
PHOTO:PIXTA
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