旧幌内炭鉱変電所
- 建物・施設
旧幌内炭鉱変電所(北海道三笠市幌内本沢町)は、1919年に建設されたRC煉瓦造りの変電所です。この変電所は、北炭高圧送電線の開通に合わせて建設されており、1989年に幌内炭鉱が閉山するまで70年間稼働していました。
夕張から送られてくる高圧の電気を、炭鉱内の機械で使用できる電圧に落とすという役割を持っていた旧幌内炭鉱変電所。この変電所の設置により、電気で動く大型機械が登場し、石炭採掘の効率が上がり、さらに炭鉱で暮らす人々は電気を利用した生活が可能になりました。
現在、建物内部には配電盤や変圧器、事務室の一部が残されています。基本的には外観のみの見学ができ、内部の見学については所有者等の許可が必要となっていますが、興味のある方はぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年4月執筆)
現役時の活躍が偲ばれます。
歴史ロマンあふれる史跡がこの地にも存在します。
PHOTO:PIXTA