横浜税関
- 建物・施設
横浜税関(神奈川県横浜市中区海岸通1-1)は、1923年に発生した関東大震災によって既存庁舎が倒壊消失したことから、1934年に再建されたものです。この建物は、イスラム風の塔や連続アーチといった佇まいを持っており、「クイーンの塔」という愛称で親しまれてきました。
同施設は、竣工から長い年月が経過した事による老朽化や、執務スペースの不足を解消するために改修工事・増築工事が行われており2015年に工事が完了。歴史的な建造物の大半を残した形で改修・増築が行われています。
この横浜税関の建物は、2001年には横浜市認定歴史建造物に認定されているほか、公共建築賞も受賞しているなど、横浜の歴史的なシンボルとなっています。本庁舎の1階には税関資料室が設けられており、同施設の歴史や役割などを知ることもできます。こちらの建物に興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年5月執筆)
PHOTO:PIXTA