【JR九州】いさぶろう・しんぺい 引退
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JR九州運営管理の観光列車「いさぶろう・しんぺい」がその歴史の幕を下ろします。
「いさぶろう・しんぺい」の登場は1996年のこと。その名は明治時代の肥薩線建設に関係する人物、「山縣伊三郎」氏、「後藤新平」氏に由来します。レトロな雰囲気で統一されたクラシックな車両が利用者の九州の旅を演出します。また当車両の走る区間は日本三大車窓の一つに数えられる矢岳越え等車窓の良さで知られており、三段式スイッチバック、山を越えるループ線、霧島連山とえびの盆地等、地域を代表する美観を存分に楽しめると現在でも強い人気を誇る観光列車です。
多くのファンの夢を運んでくれた「いさぶろう・しんぺい」ですが、久大線の観光列車に改造される予定であり、その歴史の幕を下ろします。そしてラストランは福岡の地にて2023年10月4日とのことです。
地域を明るく照らしてくれた「いさぶろう・しんぺい」。最後に一度乗車されてはいかがでしょうか。
(2023年9月執筆)
当地の雄大な景色が似合う美しい車両です。
多くの人々の大切な思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA
「後藤新平」。近代国家としての針路を示した不世出の政治家です。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?