【JR貨物】名古屋港線 廃線
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JR貨物が運営管理する名古屋港線の廃線が正式に決定しました。既に国土交通省に対し第1種鉄道事業廃止の届出がなされており、2024年3月末をもって廃線予定です。
名古屋港線は、JR貨物が運営する約6.2キロの貨物専用支線。その開業は1911年にまで遡ります。基本的には貨物運搬専用路線ですが、かつてはナゴヤ球場へのアクセス用として旅客列車が運転された史実をも有します。長きに渡り当地の物流鉄路として活躍してきましたが、名古屋港駅での貨物取扱がなくなる見通しとなり、廃線の正式決定に至ったようです。
地域経済に大きく貢献してくれた鉄路の廃線は確実に一つの時代の区切りになりそうです。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。美しい営みを記憶する機会になるはずです。
(2023年9月執筆)