EF64形電気機関車 1001号機 引退
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JR東日本はEF64形電気機関車の1001号機引退のアナウンスを行いました。2024年秋をもって営業運転は終了とのことです。
EF64 1000番台は、先行する0番台から大幅なモデルチェンジをして登場しました。雪害対策が強化され、0番台とは全く異なる外観です。国鉄最後の直流電気機関車として1980年7月に登場しました。
1001号機は1000番台の中でも特に有名な初号機で、登場初期は寝台特急の牽引等で活躍しました。1987年にはぶどう色に白帯の塗装に変更され、お座敷列車の牽引や他の電気機関車が故障した際の代打としても活躍しました。その後、2017年に製造当時の塗装である「国鉄色」に復刻され、多くの人々から注目を集めました。
昭和から現在に至る時期を文字通り駆け抜けてくれたEF64形1001号機ですが、車両の老朽化等の課題も生じていました。そして、ついに2024年秋の正式引退発表に至りました。日本鉄道史を代表する特別な車両の一つと言えそうなEF64形1001号機。長年の功労をねぎらう、あなただけのさよならの機会を作ってみてはいかがでしょうか。
(2024年1月執筆)
国鉄色への再塗装は往年のファンに大きな喜びをもたらしてくれました。
堂々たる歴史の閉幕となりそうです。
PHOTO:PIXTA