大阪市営バス 運行終了
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大阪市が経営していた「大阪市営バス」は民営化に伴い2018年3月末で運行を終了し、すべてのバス事業を大阪シティバスに譲渡しました。同市は1927年2月に阿倍野橋~平野間でバス営業を開始しました。当時のバスの色から「銀バス」と呼ばれ、民営の「青バス」とサービス合戦を繰り広げていたそうです。同市は大阪市全域を運行エリアとし、鉄道のない地域では通勤者や通学する学生、年配層の良き交通手段でした。また隣接する市にも乗り入れを行うことでバスでの遠出とスムーズで利便性の高い移動を実現させました。また、旅行者にとっても大阪駅から天保山へ乗り換えなく行けるなど、かなり有難い交通網でした。更には車窓から眺める景色も観光のひとつとして好評でした。周辺住民の足として生活を支えた90年。長い間本当にお疲れ様でした。(2018年6月執筆)
PHOTO:PIXTA