浜寺公園駅[南海] 旧駅舎 引退/移転
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「南海・浜寺公園駅旧駅舎 」が当初の場所から移転します。浜寺公園駅は1897年に開業しました。その後辰野片岡建築事務所の設計によって、1907年に建て替えられたものです。ハーフティンバー様式が特徴の木造平屋建ての美しい建物です。
1998年には国 の登録有形文化財として登録されました。この歴史ある木造駅舎は、南海本線の連続立体交差事業のため、解体せずに元の場所から移動させる工事を行いました。2018年4月には、カフェやギャラリーとして復活し、活用され始めています。
開業当時から、浜寺公園や海水浴などのリゾート地へ向かう多くの観光客から愛されてきました。駅から浜寺公園までは一本道で続いており、かつて道路脇には、コロッケ屋などの売店が並んでおり、観光客などで賑わいを見せていました。今回の工事に伴い、駅周辺にはほとんど何もなくなってしまいましたが、旧駅舎を存続させたいという市民の熱意が伝わり、当時の面影はそのままに再び人々の交流の場として生まれ変わりました。一度現地を訪れて歴史に思いを馳せてはいかがでしょうか。
(2018年6月執筆)
戦前から佇む歴史ある建物です。
構内のプラットフォームです。
こらからも地域の大切な場所としてご活躍ください。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : oki22j 様