【三江線】 粟屋駅 廃駅
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三江線( JR西日本)の粟屋駅(広島県三次市粟屋町字下津河内3598)が、2018年3月31日をもって閉鎖されました。開設以来、実に63年の歴史の閉幕です。島根県国江津市の江津駅から広島県三次市の三次駅までを結ぶJR西日本の三江線が同日に廃線となったこととあわせての廃駅です。
1955年に、三江線が三次駅から広島県安芸高田市の式敷駅間で開業した時に設置された粟屋駅。線路が1本だけ通る無人駅であり、屋根付きのバス停といった雰囲気の小さな単式ホームを擁していました。三江線全体が山と川沿いを走るローカルな風情ある路線ですが、三次駅から乗車して最初に、ひなびた風景を感じられるのが粟屋駅でもあります。地域に溶け込み雰囲気のある歴史ある駅の灯がまた一つ消えてしまいましたが、人々の心の中に強く記憶されているそうです。
(2018年10月執筆)
PHOTO:PIXTA
VIDEO : Rail工房天都 様