【三江線】 信木駅 廃駅
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1956年7月10日に、国鉄三江南線の式敷駅と船佐駅の間に開業した信木駅(広島県安芸高田市高宮町佐々部中信木2163)が、JR西日本の三江線廃線に伴い2018年4月1日に廃駅となりました。1面1線の単式ホームで、駅舎のないホームに待合室があるだけの無人駅でした。
戦国時代に信木城が近くにあったことが駅名の由来となったそうで、信木駅は山の麓を流れる大きな江の川沿いにありました。昭和の終わりごろまでは信木駅の近くに内科と小児科を持つ病院があったものの、近隣に他には病院のないエリアでした。そのため、電車を利用して信木駅沿線からも多くの住民が通ったということは今でも地元の人たちの記憶に残っているそうです。廃線となってからは、1日5往復のワゴン車での代替バスが走っています。62年の歴史を偲びに、もう一度駅があった場所を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年2月執筆)
PHOTO:PIXTA