【あいの風とやま鉄道】413系 新北陸色 引退
- 乗り物
富山県内を東西に走る幹線鉄道として県民の日常生活の足となっているあいの風とやま鉄道。長きに渡り当地の景色となっていた新北陸色413系車両が引退を迎えます。ラストランは2022年5月4・5日。「ありがとう413系【新北陸色】ラストランツアー」が開催されるそうです。
413系の当地でのデビューは1986年の国鉄の時代にさかのぼります。あいの風とやま鉄道の開業が2015年ですので、その誕生以前から活躍していた車両です。
「新北陸色・一万三千尺物語・とやま絵巻は私のお気に入りの車両です。この地ならではのクラシック車両ですし思い出が沢山詰まっています。美しい海と山が誇りである富山県。新北陸色413系ほどこの地の景色に溶け込む車両はないのではないでしょうか。立山連峰をバックに走るこの車両はとても美しかった。学生時代に毎日乗車していた車両なので青春の思い出が沢山詰まっています。いよいよ引退ですね。いままでありがとうございます。そしてお疲れ様でした。」富山県在住男性の言葉です。
多くの人の大切な思い出を詰め込んで、日本鉄道史に確かな足跡を刻み込んだ車両がまた一つその歴史の幕を下ろします。
(2022年3月執筆)
最後の雄姿をこの目に焼き付けておきたいものです。
長きに渡り当地の大切な景色の一部でした。各方面から感謝の声が届いているそうです。
PHOTO:PIXTA