【捕鯨母船】日新丸 引退
- 乗り物
日本を代表する捕鯨母船「日新丸」が引退します。2023年5月に最後の航海に旅立ちました。
同船は日立造船因島工場にて1987年に建造。クジラの捕獲から解体・加工・冷凍等各種の工程を船内で実施可能な日本唯一の捕鯨母船として知られます。南極海などの調査捕鯨や排他的経済水域内で商業捕鯨等で長きに渡り活躍しました。反捕鯨運動の高まり等、時代の流れに身を置きつつも、建造から現在に至るまで日本の遠洋捕鯨の中核を担ってきた船の廃船は関係者様の間では寂しいニュースとしてとらえられているようです。
「因島に日新丸が停泊する光景は長きに渡り尾道の大切な景色の一つであったように思えます。長い航海に出てしまうと思いますが、その姿を確認した際には写真を撮ろうと思います。」兵庫県在住の男性の言葉です。
(2023年5月執筆)
PHOTO:PIXTA
追記・・2023年11月4日に最後の操業を終え、山口県下関市の下関港に入港しました。盛大な引退セレモニーが開催されたそうです。