稚内港北防波堤ドーム
- 建物・施設
稚内港北防波堤ドーム(北海道稚内市開運)は、冬季の北西越波防止のために建設され、現在も稚内の防波堤ドームとしての役割を果たしている半アーチ式ドームです。
この防波堤ドームは、北埠頭が旧樺太航路の発着場として使用されていた時代に、この埠頭に通じている鉄道や道路に波の飛沫がかかるのを防ぐために1931年から建設が開始され、1936年に完成したものです。全長427m、高さ13.6m、柱の数は70本を誇る大きな施設です。古代ローマの建築物のような雰囲気を持っている点が特徴的で、世界でも珍しい建築物として注目されています。
建築から時間が経ち老朽化が著しかったことから、1978年から3年をかけて全面的な改修が行われ、1980年に独特の景観がよみがえりました。稚内港北防波堤ドームに興味のある方は、ぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年6月執筆)
壮大な歴史ロマン溢れる産業遺跡です。
PHOTO:PIXTA
吉永小百合氏主演の「北の桜守」。当地もロケ地になっているそうです。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?