東西用水酒津樋門
- 建物・施設
東西用水酒津樋門は、岡山県倉敷市に位置する農業用水施設です。この施設は、高梁川の治水を目的とした改修工事の一環として1924年に完成しました。
取水樋門・南配水樋門・北配水樋門からなり、現存する現役水門としては国内最大級のスペックを誇ります。特筆すべきは南配水樋門。石を華麗に装飾した鉄筋コンクリート造の15連構造物は美しく、建築や土木に造詣の深い方々に愛されている施設でもあります。
地域一帯約3600ヘクタールの農地へ水を供給する、現役で活躍中の東西用水酒津樋門。その歴史的価値は認められており、土木学会選奨土木遺産にも選ばれています。
ご興味のある方は一度現地に足を運ばれてはいかがでしょうか。周辺一帯は桜の名所として知られておりますので、お勧めは桜の季節と言えそうです。
(2023年11月執筆)