弥富駅舎 改修
- 建物・施設
弥富駅は、1895年に関西鉄道の駅として開業しました。1898年には尾西鉄道(現在の名鉄尾西線)が乗り入れを開始し、交通の要衝としての役割を担うようになりました。1907年の鉄道国有化により国有鉄道の駅となり、その後JR東海・名古屋鉄道の駅として現在に至ります。JR東海の関西本線と、当駅を起点とする名鉄の尾西線との接続駅であり、両社が構内を共用する共同使用駅であることも特徴的です。
駅の設備面では、1954年に跨線橋が設置され、近年にはICカード対応の改札機が導入されるなど、時代とともに近代化が進められてきました。しかし線路による市街地の分断化や設備老朽化等種々の課題も生じています。
上述の課題を解決すべく、近年、弥富駅では橋上駅舎化と自由通路整備事業が計画されています。市民との対話を図りつつも徐々に駅周辺の景色は変化してゆきそうです。見慣れた景色は永遠ではありません。ゆかりのある方は是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年8月執筆)
PHOTO:写真AC