短期少年院 置賜学院 閉院
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山形県米沢市下新田にある東北唯一の短期少年院「置賜学院」（山形県米沢市下新田445）は、2018年3月に、74年の歴史に幕を閉じることになりました。民間の少年保護団として、1944年4月に開所して以来、実に多くの少年達の更生に携わってきました。窃盗や傷害などの犯罪を犯した14歳から20歳の男子を半年以内に立ち直らせるために、さまざまな取り組みをしてきました。施設に高い塀は作らずに、社会との接点を大切にしながら更生への道を歩めるように、地元の人々も一丸となって少年たちを支えてきました。運動会や盆踊り、野球大会など積極的に課外活動を行うことで少年達の素直な笑顔を多く取り戻してきたのです。しかし、少子化や非行、犯罪の減少により入所者の数が減ったため閉鎖することとなりました。地域社会に確かな貢献をしてきた施設がまた一つ消えゆきます。（2018年2月執筆）
